こんにちは、くんたです。
自動車保険の平成26年10月改定って知っていますか?
普通は知らないと思いますが、自動車保険の制度改定
としては戦後最大と言っても過言でない改定で、これ
を知っていると自動車保険に加入するときに無駄な入
り方をして損をしなくて済むので、知っておいて損は
なですよ。
もし知人の人から加入していたり、会社の
団体で加入している人でこの説明を聞いていない
人がいらしたら、内容の見直しや保険の切り替えを
検討しても良いかも知れませんね。
それくらい大きな改定だったんです。
では、是非読んでみてください。
目次
1、平成26年10月改定とは
より公平な保険料負担を目指して改定された制度と謳われて
いますが、要は事故を起こして保険金を保険会社が負担した
加入者からは沢山保険料を徴収して、事故を起こさずに保険
会社が保険金の負担をしていない加入者は今まで通りの割引
で保険料を支払ってもらうと言う改定です。
2、なんでこんな改定をする必要があるのか?
ボクは自動車のセールスですから当然自動車保険も販売
しています、この改定の説明を担当の保険会社の営業か
ら聞いた際に受けた説明は、国内損保の自動車保険部門
だけが赤字部門で、その要因として、少子高齢化で高齢
者の事故が増えて、入る保険料に対して支払う保険金が
多く、このような改定に至ったと言う説明を受けました。
保険会社の社員が言っているので間違いはないと思いま
すが、一応こう言う理由とのことです。
3、いままでとは何が違うのか?
例えば、20等級 -63%割引の人が3等級ダウンの事故で
保険を使った場合。
翌年度の継続が・・・・
いままで 17等級 -57%割引
改定後は 17等級 -38%割引
となります、
と、いう事は・・・・
何と!保険料負担は約1.5倍!ですよ!
いままで年間10万円の保険料を支払っていたとして
翌年からは15万円の負担になって、これを3年間つづけてね!
というエグイ内容になっています。
改定前と改定後は以下の図を参照してくださいね。
4、自動車保険の加入のしかたを変える必要はあるのか?
この制度改定は一言で言うと、保険を使いずらくする改定です。
いままでのように、20等級の人がちょっとクルマにキズを
つけて、翌年の保険料が7%しか上がらないなら、車両保険で
直しちゃえ!(実際ボク達自動車ディーラーでも、保険で直す
事を勧めていたし、特に免責0の人にはそうしていましたから
ね)と言って車両保険でクルマの修理をしていたものを、
これだけ翌年保険料が上がるなら車両保険を使わずに、
自費で修理してしまおうと保険を使わせない改定と言っても
過言では無いと思います。
ですから、ボクは保険を募集する際には、一般条件で車両保険
を付帯するお客さまには、免責を従来通りの0-10万円とか
5-10万円の見積もりと免責10万円の見積もりを作って
制度改定のことと、保険料を見てもらって最終的にどういう
免責設定にするかをお客さまに選んでもらっています。
免責を10万円に変えるとかなり保険料が下がるので、ちょっと
した修理で保険が使えないなら、こういう自衛策をとるのも
ひとつの方法だと思います。
もちろん、年間の保険料や現在の等級によって一概に10万円の
免責が全員良いとは言えませんが、
先ほどの例のように、10万円の保険料が翌年15万円になって、
これを3年間続けるとなると、ざっくり15万円くらい保険料
負担が増えると言うことになりますから、10万円の免責設定
というのも合理的な判断となるのではないでしょうか?
5、改定の影響を受けにくい入り方は1つだけ
このような平成26年10月改定の影響を受けにくい保険商品
はあるのでしょうか?
じつは、あるんです・・・・・・
それは3年長期契約の商品で、事前に保険会社へ申請をあげて
承認されると引き受けができる商品ですが、新車の自動車
ディーラーならだいたい無申請で引き受けができることが
多いです。
3年契約?というと何か顧客の囲い込み商品のような穿った
見方をする人もいらっしゃいますよね?
これはある意味正しいですが、保険会社にしてみればメリットは
うすく、むしろ加入者側に大きなメリットがある商品です。
それは何故か?・・・・
この3年長期の商品は、3年間は事故があろうとなかろうと
必ず等級は進むようになっています。
しかも、20等級の場合実際には無い21・22等級という
カウントで等級が進み、仮に3年間で1回の3等級ダウン
事故があった場合、19等級の42%引きでの継続で事故あり
期間は2年で済みます。
1年契約で同じ事があった場合の翌年17等級の38%引き
で事故あり期間3年よりもはるかに良い条件で継続できる
ので、保険会社にとって囲い込みのメリットよりもデメリット
の多い保険商品だと言えます。
ただし、この商品は大手損害保険の対面販売の商品になるので、
残念ながらネット通販の保険会社にはありません。
それはそうで、ネット通販の自動車保険は代理店手数料や
支店の数、人員等の経費を削って安い保険料を実現して
いますからね、その代わり保険料が大手の半分以下になる場合も
多いので、仮に事故で保険を使って割り増しになったとしても
トータルではネット通販系の保険料が安くなるのは事実だと
思います。
実際にボクが仕事で保険を販売するときはこの3年のメリット
をすごくアピールしていて安心重視の人には響きますが、
保険料重視の方にはまったく響かないことも多いです。
自動車保険に何を求めるか?
・事故があっても制度改定での影響を最小限にする安心重視
↓
大手損保の3年契約自動車保険
・事故があってもトータルでの保険料を重視
↓
通販型の自動車保険
安心重視の方で1年契約の人は3年契約に切り替えたほうが
お得なことは分かっていただけた事と思います。
そして、安心重視の人も保険料重視の人も比較することは
非常に大切だと思います。
ましてこの大きな制度改定の説明を受けずに1年契約のまま
ずっと大手損保で契約してきたのであれば、何のために高い
自動車保険に入り続けてきたか分からないと思いませんか?
であれば、この際通販の保険料はいくらになるか?試算して
みることをおすすめします。
3年契約も魅力ですが、トータルで考えると絶対お得になる
人が大多数ですから、少しの時間を使って見積もりをとった
ほうがお得です。
一括見積もりの請求はこちらから 一番安い自動車保険がわかる!