自動車保険特約の自転車保険加入のポイント、意外な落とし穴 実例をもとに解説します



 

 

こんにちは、くんたです!

 

最近加入が義務化されている自転車保険

 

2015年に兵庫県で義務化されてから

多くの都道府県で義務化・努力義務と

加入を義務とするところが増えてい

るのが自転車保険です。

 

確かに自分の家族が自転車に撥ねられて

重大な事態になった場合、相手が保険に

加入していないなんて想像もしたくない

ですよね?

 

 

 

事故の際は保険適用外の自費診療です

から医療費も相当の金額となります。

相手方が無保険で支払い能力が無い

場合は途方に暮れてしまいそうです。

 

ですからこの義務化の流れも

当然と言えば当然ですし、むしろ遅いんじゃない?

とも思えます。

 

ボクも子供が幼稚園に入園したときに

自動車保険の日常生活賠償という

特約を付帯しました。(当時は自転車

賠償は無かったので)

 

子供が遊んでいて、石でも投げて

他人の家のガラスを割るとか

無きにしも有らずと考えたのと

実は自分が子供のころに他人の

家のガラスを石を投げて割って

いる実体験からなんです。

 

実際にボクの家庭では次男が高校

1年生の時に自転車で新車のBMW

に突っ込んで36万円の修理代金を

日常生活賠償で支払ってもらったこと

があります。

 

この時にボクがしたことと言えば、現場が自宅の

近くだったので、すぐに現場へ出向いて

相手の方へお詫びをし、保険で修理する旨を

お伝えして、その場で保険会社へ連絡をした

だけです。

示談交渉サービスが付いていたので、すべての処理

が完了したことと支払い金額の報告を受けた

だけです。

 

特約で付帯しているので、翌年に3等級ダウン

することもありませんので躊躇することなく

使えるのがこの特約の良いところです。

 

このように自転車保険(あるいは日常生活賠償

保険)ですが、ご自身の自動車保険に特約として

付帯することができます。

 

自転車保険に特価した商品もあり、

たとえばこちらの保険商品は

 

本人タイプ・家族タイプ・親族タイプ

に分かれていて金額も月々だとリーズナブル

に感じますが、ボクが加入している自動車保険

の日常賠償特約ですと年間2000円

同居の親族全員がカバーされます。

 

いっぽう、こちらの自転車保険は家族タイプで

2300円/月~で、加入タイプにもよりますが

一番安いコースで年間25,010円となって

います。

 

ただ傷害保険もこの自転車保険には付帯されて

いますので、自動車保険の人身傷害保険を

交通乗用具タイプ(保険会社により商品名

が異なります)にしておく必要がありますが、

それでも年間数千円のアップです。

 

このように自動車保険に加入している方は

せっかくですから特約として自転車保険や

日常生活賠償を付帯するほうが遥にリーズナブル

に加入することができるのでメリットは大きいです。

 

最後に以外な落とし穴で、気を付けたほうが良い

実例をお話しします。

 

ここから違う視点で検討したほうが良い実例です

 

2020年3月にボクの知人の弟さんが自転車に

乗車中に自動車との事故に遭遇しました。

 

この方はメッセンジャーの経験もあり、現在は

自転車店に勤務している筋金入りの自転車のプロ

の方です。

 

この方が勤務先からの帰宅途中、自動車に後方から

接触され投げ出されてしまいました。

幸い二次災害で他のクルマに撥ねられることは

無かったのが不幸中の幸いでしたが、事故の時

と病院に搬送された記憶が全くなく、ケガも

左腕の複雑骨折・歯牙7本損傷・顔面複雑骨折等

の大けがをされ、この原稿を書いている2020年

4月22日現在も入院中です。

 

事故の際にありがちですが、相手方は自分に有利な

証言をします、この事故も自転車が飛び出してきた

と主張していました。(相手方のクルマにドライブ

レコーダーの装着はなし)

 

 

当人に記憶が無いので、保険会社としては契約者の

主張を信じて自転車側の過失が大きいと言ってきて

当初は治療費も自分で出すことになってしまいました。

 

途中の経過を書くと非常に長くなるので詳細は省き

ますが、目撃証言等もあり現在、保険会社が治療費は

一旦支払うこととなりました。

 

このエピソードを書いたのは、都道府県で自転車保険

への加入を義務化しているのは自転車側が加害者と

なった場合を想定して相手側への賠償をするためです。

 

考え方としては自動車に付帯している自賠責保険と

全く同じで、被害者救済のためです。

 

ここで意外な盲点となるのが、知人のようにどちらかと

言うと被害者側になった際のことです。

 

自動車保険は対人・対物・人身傷害保険はほぼパックに

なっていますので心配は無いのと、自転車保険に特化した

ものですと傷害保険が付帯しているものが多いようです。

 

しかし自動車保険に特約として付帯する際は、さきほど

説明したように人身傷害保険を交通乗用具タイプにしたり

する必要があるのと、もうひとつ弁護士費用を付帯して

おく必要があります。

 

この知人の弟さんの自転車保険には弁護士費用が付帯して

いたので、今後の保険会社との交渉は弁護士にお願いする

ことにしています。

では、何故?弁護士なのでしょうか?

 

被害者なら保険会社がきちんと過去の判例に

基づいてお金を支払ってくれるのに、と思う

方も多いと思いますが、事故の際の保険会社

の支払い基準には2つの基準があることを

ご存知の方は少ないと思いますし、ネットで

保険会社のホームページを見てもそんなことは

一切書いてありません。

 

傷害保険における支払い基準には

 

1、保険会社基準

2、弁護士基準

 

が存在します。

 

分かりやすく言えば、素人が交渉すれば1の基準

で支払いますし、弁護士が入ると2の基準の金額

になります。

 

慰謝料や休業損害保障で数百万円が

弁護士を入れることにより数千万円に

なることもあるくらい支払い金額に

差が出てしまいます。

 

このような事から、ボクは自転車保険にも

弁護士費用を付帯することをおすすめします。

 

今回の知人の弟さんの事故が無ければボクも

考えが及びませんでしたが、この事故をきっかけ

に自分のお客さまにも案内をしています。

 

本当にあった実例ですので、皆さんにも共有して

頂いて、加入の際には参考にして頂けるとうれしい

です。

 

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くんた

はじめまして、くんたです。 くんたと言う名前でブログを書いています。 くんたと言うのは中学・高校でサッカー部の 仲間から呼ばれていたあだ名で、これをこの ブログのペンネームにしています。 そんなペンネームで書いていますので、 誰?となると思うので自己紹介させて いただきます。 ボクはいま国産メーカーの自動車ディーラー で営業の仕事をしています。 現在55歳で、22歳からこの仕事をしています から、かれこれこの仕事をはじめて33年になり ます。 この仕事でいままで1889台のクルマを販売 してきました。(2020年3月末時点) いろいろな事情があって32年6ヶ月の営業活動 期間での台数ですが、毎月平均5台を販売して きたことになります。 続きはプロフィールを見てくださいね。

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